AWS認定試験

AWS認定試験 DevOps Engineer Professional(DOP)合格体験記 2021

年の瀬の12.27(月)にDevOps Engineer Professional(DOP)を受けて見事一発合格しました!

それも910点という高得点(1000点満点、合格ライン750点)で合格することができました。

僕はこのDOPがAWS認定試験の初受験で、一発目でプロフェッショナルレベルを受けることに不安はあったのですが、9.28-30に開催されたDev DayでいただいたDOP専用バウチャーが12.31までだったので、やるしかない!と奮起しました。

体験記として、勉強したことや、試験の振り返りなどまとめてみます。(SAP合格体験記はこちら

学習内容についてと試験そのものについての2部構成になります。

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前提スペック

僕のAWS経験は、このブログ書き始めた2020.8からとなります。AWSを使用した小中規模の案件に数個ほど携わりました。

どの案件でもベースとなるAWSサービスは、ほぼ一緒で、ECS、Codeシリーズを使用してのCICD、RDSを使うシステム構築がメインとなります。

あとは案件ごとの固有要件に応じて、AthenaやCognito、Dynamoなどのその他サービスにもいくつか触れてきました。

また、これらの案件でPHPでサーバサイドのプログラムも書いていてGitやDocker周りの知識はあります。

AWS以前もやってたことは、ほとんど変わらず別クラウドでインフラ構築、PHPを書くなどしてました。

学習について

学習期間・時間

11月初旬からの約2ヶ月間で学習時間が150時間程度でした。

時間の内訳は書籍、BlackbeltからのINPUTが30時間程度、その後のWeb問題集、公式模擬問題での実践演習が120時間となります。

同じプロフェッショナルレベルのSAPについての他の方の合格体験記と比較すると時間をかけた(かかってしまった)ほうなのかなと思います。

入門書籍を読む

試験用としてではなく業務でAWSを使うと決まったときに全体像を把握するために購入したものです。わかりやすく基礎は学べたと思います。

DOP受験にあたりベース部分の復習として、まず始めに、これを再度読み直しました。

偶然、試験中のある1問で、業務で使っておらず知識が薄かったサービスの問題がでたとき、この書籍中の単語で助けられたので読んでおいてよかったと思いました。

ただ試験勉強に時間がとれなく超速最短ルート目指す場合は不要かとおもいます。

BlackBeltを視聴する

次にBlackBeltを視聴しました。

試験勉強以前も業務に必要な知識は、まずブラックベルトをみてからやっていたのでイチから全部みるという形ではなかったですが、うろ覚えだったり、まだ見ていないものを視聴しました。

スピーカーの話し方や内容によりますが、Youtubeの1.5倍速を基本として視聴しました。

AWSの主要サービスは全部みておいたほうがよいですが、特にWeb問題集をこなす前に以下のサービスは見ておいたほうが良いです。

  • AWS CodePipeline
  • AWS CodeDeploy
  • AWS CodeBuild
  • AWS Auto Scaling
  • AWS Organizations
  • AWS Security Hub
  • Amazon CloudWatch
  • AWS CloudFormation
  • AWS Config
  • AWS Systems Manager
  • AWS CloudTrail

なおホワイトペーパーは全く読みませんでした。(というか英語なこともあり読めなかった…orz)

Web問題集をこなす

入門書籍、BlackBelt視聴のインプット作業が終わってから問題集に取り掛かりました。

問題集の選定

WEB問題集で学習しよう のプロフェッショナルを購入し、ひたすらこなしました。

他の方の合格体験記をみる限りDOPに関しては専門の教科書がまだなさそうで、効率よく勉強するにはWebの問題集に頼るしかない状態でした。

今回、合格できたのは、この問題集によるところがかなり大きいです。

実際の試験で、まるっきり同じ問題が出るということはなかったですが、試験問題、解答文の作りに慣れるという点では非常に良かったと思います。

設問・解答文ともにが長文でそれを読むこと自体に慣れたり、似たようなことが書いてある複数の選択肢の中から、細かい違いをみつけて正解を選ぶ訓練にはなりました。

またポイントなる技術周りも問題集をこなすことで、把握できたと思います。

なおWeb問題集には、上記の WEB問題集で学習しよう とudemyのこちらの問題集があるようでしたが、udemyの方は、問題が更新されていないというレビューがあり購入を見送りました。

問題集の進め方

DevOps Engineer Professional(DOP)がSysOps Administrator Associate(SOA) と Developer Associate(DVA) の2つのアソシエイトレベルの上位資格にあたることもあり SOA → DVA → DOP の順に3資格分の問題をこなしました。

どのコースも豊富に問題が用意されており、とても頼りになるのですが、やっているときは逆にその問題量のせいで全然進んでいない感、終わりが見えない感に襲われ心が折れそうになりました。。。

問題を解いていく中で当然不明点が多々でてくるので、その際は公式ドキュメントを読んだり、実際にコンソールで試してみたりと、直接問題をこなす以外にも時間を取られます。

ただ全部を全部コンソールで試すのは時間的にも厳しいため、基本的にはクラメソさんやQitaなどのスクショでわかりやすく説明している記事で済ませて、それでも理解しきれない場合は実際にコンソールでいじるという流れで進めました。

なおDOPは3週目もやったのですが、問題文から答えがなんとなくわかるようになってしまい、これ以上、知識の向上は見込めなさそうだったので2.5周くらいでやめました。

AWS公式模擬問題を受ける

WEB問題集が大体OKな感触になったので前日の夕方に、つい最近無料公開されたというAWS公式模擬問題を受けました。

SOAとDVAの正答率は(DOPの)合格ライン75%を超えていたのですが、肝心のDOPが55%しか取れず、軽く絶望しました。

あれだけ問題(SOA、DVA、DOP合わせて1400問弱)をこなしてまだ足りないのかと。。。

ただ今更どうしようもないので、ある意味吹っ切れて、模擬試験以降は試験まで時間がある限り、うろ覚えだったり重要かなと思った部分の公式ドキュメントを確認していました。

試験について

ここからは試験そのものについてまとめます。

問題数75問、試験時間は180分で前後に別途5分程度アンケートがあります。

単純計算では1問当たり2.4分で解答する必要があり、1000点満点中、合格ライン750点をとるには57問以上は正答しないといけません。(なお実際のスコアは単純計算ではありません

試験会場

ピアソンVUEの横浜テストセンターで受けました。

受付で受ける試験を伝えて、免許証などの指定された本人確認書類を提示して、試験用の写真を取られました。その後、待合室(というか受付前のエントランス)で準備(トイレ行ったりポケット空にしたり荷物をロッカーにいれたり精神統一したり)して、時間になったら入室します。

僕は鼻炎なのでティッシュが持ち込めるか不安でしたが入室時に備え付けのティッシュボックスから必要な枚数もっていける形でした。

会場は清潔感がありとても良かったのですが、たまたま僕に割り当てられた席のPCだけなのか、僕が神経質になりすぎてるだけなのか、HDDのキチキチ音が気になりました。

テスト開始前に、これは集中できなさそうだなと感じたので、試験机に備え付けのヘッドホンをつけて対処しました。

今思えば、他の人のクリック音や入退室音(試験時間はみんなバラバラでうけるので)も遮断されて全集中できたので逆に良かったです。

なお途中のトイレ退出は可能でした。

試験中

模擬試験のトラウマがあったので、恐る恐る開始しましたが、5問程度こなした時点でWEB問題集と雰囲気が似ているのがわかったため、あとは落ち着いて解くことができました。

問題の右上に後で見るフラグがあるので少しでも不安を感じた問題はフラグにチェックをして進めました。

最低でも1問当たり2分で75問で150分、残り20分で見直す予定を立てていたのですが、思いの外スムーズに進み、一度トイレ退出はさみつつ、全問解答した時点で50分ちょいの時間が余りました。

全問解答した時点で、見直しフラグが立っていたのは33問あり、50分あったので余裕ぶっこいて見直していたら、20問すぎで終了時間がきてしまい完全に見直しに関するペース配分を間違えました。反省。。

ただ見直しで解答を変えたのは1、2問程度で、最初の直感から解答を変えることはほぼなかったです。

試験所感

問題の日本語訳がおかしいことがあるという体験談もありましたが、僕は英訳で見直した問題は1問しかありませんでした。

それも念の為に確認する程度だったので、日本語訳の精度は良いと感じました。WEB問題集のやりこみで問題の雰囲気に慣れたこともあるかもしれませんが。

またWEB問題集をやると傾向がつかめるのですが、可用性周り(AutoScaleなど)と組織をどう効率よく管理するか(Organizationなど)は特にマスターしておいたほうが良いと感じました。

逆に上位互換がでている技術をつかったサービス(独断と偏見が入りますが例えば OpsWorksなど)に関連するものは軽く覚えておくだけで良いかもしれません。

これは一般試験テクだとおもいますが、「最後の2択まで絞れてその先がわからん」とか、「そもそも全然わからん」は、どう考えてもわからない(知識が問われており、考えてわかるものではない)ので、勘で選択だけしておき、見直すフラグを立てて次へ行くスピード感が大切な気がしました。

以上がDOP1発合格までのまとめとなります。

手応えはあったのですが、やはり試験終了ボタンを押す前は緊張しますね。。

「おめでとうございます。合格です。」の文字が見えたときは150時間が報われて感慨深かったです。

今後

会社の査定時期に合わせる形になるのですが、来年1月以内にSAPを取得したいと考えています。

それまではまた、試験勉強に全集中でブログお休みしますmm

参考

アリガト━━━ヾ(´∀`)ノ━━━━♪

BlackBelt
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版
WEB問題集で学習しよう
AWS認定10資格について模擬試験が無料/解説付きで公式からリリースされたので受けてみた